水族館のあと、最後の目的地である永平寺に向かいました。これは僕の希望でもありました。また、両親も一度訪れるがいいと教えてくれたこともあったので、そこを最後に訪れて買えることにしたわけです。

途中道を間違えてしまい、止まった踏切で思わずパシャリ。ナイスタイミングです、我妻撮影。
Ua74
ナビもタイミング悪いと、通りすぎてから指示を出すんだなと話していると、なかなかかわいい電車の登場でした。

 お子のタイミングもあって食事はコンビニでおにぎりやパンを買いました。目の前の駐車場まで行き、駐車場の中で食べ終わると、不思議に雨が止みました。お子のおかげかも知れませんねと、三人で話しながら木々の中を通り抜けていきます。


Ua75

平日の雨と言うこともあって、おそらくは少ない人手だったのだろうと思いました。が、リサーチしていなかったため分からなかったのですが、有名な観光地でもあってみやげものコールもすさまじかったです。が、そこはスルーして一番頂上の駐車場をゲットできたのが幸いかも。車を降りてすぐにこの景色の中に飛び込んでいけました。




Ua76
またしてもタイミング悪く?館内の説明の終わり際に入場。よく分からないまま順路を進みました。しっかり聞いてからだと、また勉強になっただろうに。

ほとんどがとても古いものですが、所々新しいものもありました。しかし、そのすべてが丁寧に掃除され、とても美しい使われ方をしているんだなと感嘆しました。



Ua77
冬にはまた、別世界が広がり、夏はまた太陽の下で輝くのでしょう。止んではいたものの、ぐずついた天気ではありましたが、だからこそのありのままの姿をみることができ、とても嬉しかったです。



Ua78
行き交う修行僧は常に修行中であり、見せていただいている我々は、そこに特別な配慮をしなくてはいけません。彼らを撮るために、彼らに向けてカメラを向けるのは禁じられております。とはいえ、いろいろなところにいらっしゃるので、写ってしまうことはやむを得ないようです。しかし、そうではなく、お邪魔させていただいている心を常に持つことが、やはり常識として大切なのだとおもいます。

と、こんなことを書きましたが、これは山門です。



Ua79
山に立てられているために、立体的に入り組んでいます。そこには歴史と、修行のための施設がたくさんありました。また、四方を囲まれているために、外界から遮断された聖域のような、そんな雰囲気を感じました。




Ua80
時折小雨がぱらつき、そのしずくが葉を打ち、それぞれが重なって不思議な音を奏でます。雑多な都会では感じることができない、ありのままの音が心地よく耳に届きます。





Ua81
時間の都合もあって、じっくりゆっくりと回ることはかないませんでしたが、再訪を誓って永平寺を後にし、名古屋へと向かいました。

最終目的地は自分の家ですものね。

 僕達にとって、このようなちゃんとした(?)旅は初めてのものでした。自分でプランニングして、あれこれなやんで、そして実行してと。そのプロセスもとても楽しいものだと、やってみないと分からないこともあって、勉強になり、楽しんで、学ぶことができました。

 以前一人暮らしの時、出不精の極みのような生活をしていましたが、彼女と出会うことで少しずつ外を楽しむことができるようになり、ある意味普通のひとのような真似事もなんとか格好がつくようになっていきました。いまは、色な事に興味を持つようになり、またそれでお金も浪費してしまっていますが、楽しむことを楽しんでいけているような気がしました。

 永平寺に訪れたことも、幾分かは心に作用したかの様子で、前よりはほんの少しだけささやかなものにまで感謝する心を持てるようにもなりました。ポイントがズレると烈火の如く攻撃的な内容も記したりもしますが、安寧とはなんぞやと自問自答することも出きるようになりました。


 とにもかくにも、よい旅をまたしてみたいと思っています。