IMG_0050  究極のキーボード

以前話していた物欲の神様がGOサインを出したことにより、ついに購入してしまいました!ちょっと前のBlogでいっていたわけですが、今回購入したのはキーボード。予告通りに英語キーボードです。

東プレ製のRealforce101という101型英語キーボードです。写真を載せておきましたが、全く興味ない方のために軽くふれておきますね。

ほとんどの皆さんが使用しているキーボードは109型もしくは112型の日本語キーボードだと思われます。Ctrlの横に”Windowsキー”があり、”無変換”とか”カタカナ”とかのキーがスペースキーの横にあるタイプです。性に合わなかったんでしょう、101型英語キーボードに買い換えました。

101型英語キーボードだと上記のキーがありません。写真を見てもわかるとおりWindowsキーはなくその部分は空白地帯(?)になっています。日本語専用にあった変換キーはなくなりスペースバーが鎮座します。あとはRealforce101の場合ですが、エンターキーは逆L字タイプではなく横長だということでしょうか。日本語キーボードとの違いは記号キーに多く見受けられますね。例をあげてみましょう。

半角全角キーがない。IMEの設定でコレを押すだけで日本語入力がオンになる人がほとんどでしょう。本来はAlt+コレで切り替えますね。そのキーが無くなりチルダがココにあります。さらに日本語キーボードでは”P”の右隣にあった”@”も数字キーの2に割り当てられています。表示するには”shift+2”です。細かくは括弧であるとかも違います。実際に見てみるのが一番ですが、微妙に異なる部分ですね。

Laylackの場合はATOKを使用しており、日本語モードへの切り替えも癖でAlt+半角全角キーで行っていたため、苦労せずに使用しています。といってもRealforce101を実際に受け取って接続してからまだ2時間ほどしかたっていませんが、問題なく使用できますね。一番最初に101型英語キーボードを認識させるためにドライバの更新がありますが、儀式というものはそれぐらいのものでしょうね。

さてさて、初回のインプレッションといきましょうか!

まず外見からですが、箱を開けた瞬間にうっとりとしてしまいました。綺麗です!初めての英語キーボードということもあるのでしょう、仮名表記がないというだけでこんなにスッキリとしているものだと感心しました。シンプルというものの説得力を感じます。また、テンキー上部にあるNumLock等のインジケーターはグレーを基調としたロゴがあしらわれていて、静かな主張をしています。

101個のキーを受け止めるボディーはズッシリと重く、ちょっとやそっとの打鍵ではびくともしない安心感があります。ステップ・スカルプチャー(打ちやすくするための真横から見たキートップが作る全体の傾斜のようなものと考えてみてください、厳密には違いますがそんな感じで)も今までには経験したことのないもので、打ちやすさという点では段違いです。

押下特性としては高速タイピングを前提に考えられているため、キーによって55g、45g、30gと重さが異なるようになっています。取扱説明書に記載されている打鍵感の表記は、ソフトタクタイルフィーリング。タクタイルとはクリック音は発生しない(機械的なスイッチがないため)が、押し込んでいくとクリック感が明確にあるタイプ。それのさらにソフト版であるから、なぞるように打つ人にとっては最適なフィーリングであると思う。実際ハヤイと思うしね。

他にはNキーロールオーバー機能というものがあり、複数のキーを押した際に厳密に順番通りに表示する機能のことなのだが、東プレ製のこれは10キーに対応するらしい。また、構造上チャタリング(押したか押してないかの時のばたつき)もかなり抑えられているようで、上記の機能との相乗効果でかなりの打ち間違えが抑えられる。

コレが一番!?スペースバーの存在だが、コレは文字通り"キー"ではなく"バー"である。小さいながらも写真ではその存在感が大きくわかるかと思います。文字の変換時のミスが異常なほど多くて、イライラさせられることもしばしばでした。間違えてカタカナや無変換を押してしまったりとね。
しかし、Realforce101はそんなことはさせてもくれません(笑)強いてあげれば横長タイプのEnterキーに慣れていないために、40回に一回ぐらいの割合で真上のキー"\"を打ってしまうことぐらいでしょうか?

打鍵音は「ストトトトトッ!」底付き時の静かな音が心を癒してくれます。イヤー、キーボードでココまで変わるとは思いもよりませんでした。買って良かった!コレと巡り会えたことの感謝!言い過ぎかと思うでしょうね、でも本当なんです。

プロの要望に応えて作られた本物のハイスピードパンチャー御用達モデルがRealforceシリーズです。ですから、キーボードに詳しい方々の評価もどれも素晴らしいものばかり、騙されたと思って買ってしまいましたが、今ではその虜になりつつあります。いわば好みの問題はあるにせよ、ある種の究極を手に入れてしまったわけです。これ以降のキーボードはきっと装飾品と同じになるでしょう。たまには気分転換にノートパソコンのようなのもいいなあってことになれば、テンキーレスのパンタグラフタイプであろうし、見た目に凝ったモデルかもしれません。

通常のキーボードは安いもので1000円前後から3000円程度。ちょっとACPI関係のボタンが付いてたり、見た目に装飾が付いていたりすれば5000~7000円ぐらいがほとんどです(Ergonomicsは比較的高価ですが)。そんななかRealforce101は18000円程度の価格ですから桁違いに高価です。しかし、その高価には裏付けがあり、それが静電容量無接点方式なコストのかかったスイッチング方式であり、可変押下特性であったりするわけです。

別に英語キーボードにしろと言っているわけではありませんが、一度触れたらきっと元には戻れなくなると思いますよ^^;。それぐらいいいキーボードです。打ち試しもかねて、ちょっと書いてみました!