もちろん御結構なことだが、風があまり吹いていない極めて穏やかな天気なので、空気の動きが少なくなり、澱んでいる。  台風は悪いことばかりが取り上げられがちだが、その風によりよどみを吹き飛ばしてくれる。事実、台風の過ぎ去った日は、目に見える景色がいつもと違う鮮やかさを持ったものに変えられている。これが本来の色なのだろうが、普段特に感じたことのない何でもない風景の美しさをかいま見る。  ここのところ続く穏やかな気候は、大きなよどみを生み出している。都市部ではより顕著に表れ、見通しの良い長い直線道路は見通しが悪くなる(笑)。  最高によい天気とはふとなんだろうか?と今日は考えてしまった。