今乗っている車はエアウェイブなのですが、次の車検で割り増し組に参入します。
排気量は1L超1.5L以下に属するために、現状の自動車税は年間34500円になります。

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S90はやはりここでもキレイ。そしてこの安っぽいけれどシンプルなシフト部分が結構好きです。

自動車税は時代錯誤的な旧石器時代の組み分けをそのまま使っているので、金額は排気量区分です。今でいうエコカー(本来のエコロジーな車という意味ではない)は、国が定めた商業経済価値観に基づく区分でありまして、自動車関連を含む産業への金銭配分を主として考えられているため「重量の割に案外燃費良いじゃん」が適用されています。

上記のことから、金銭利益を試乗とする企業としては当たり前ですが、敢えて重量区分を装備品などで上げた特別仕様車を燃費基準合致カーとして設定し、エコカーという謳い文句で推してきたりしているのが現状です。大人って汚いですね。

実際に重くて大きいと車単体は高く売れますし、タイヤもブレーキも全てが高くなります。止まりにくくなりますし、曲がりにくくなりますし、重量増でダメージも大きいし、其れをできる車にするために費用はかさむので構造としては基本的には良いことはありません。技術の進歩とかまあ、あるにはあるのですが。

そこで重量の割に、まあ燃費は良いというお役所的な経団連のようなマジックワードで減税となるわけですが、反対に走行距離が少なくて軽くてダメージも少ないやや古い車は不思議なことに重課税となるわけです。同じ距離を走っていればまだわかりますが、そんなに走っていなくても保有しているだけでH27年度より15%増税です。

15%ですよ。

私の場合は34500円→39600円になりワンクラス格上げです。4.7Lとかのだと101200円ですよ。割合ダメージですから、%ですからデカいわけですね。まあ、無茶苦茶です。買わせようというだけの、エコというより企業のためのエゴだけでしょうね。

新車価格も上がっています。装備や何やらを考えれば割安っていうのは、買った本人が言うならわかるのですが、周りがいうもんじゃないです。で、20年乗れるのかというとそうでもないわけで、家電にしても耐用年数はむしろ下がっている気すらします。いろいろひっくるめて実質賃金は低下しまくっていますから無理ですよ。安くなってるとか据え置きだと思ったら内容量は減っている時代ですから。

それでも理由があれば新車を買えば良いのだし、防衛するなら中古車を買った方が安上がりです。どこにポイントを置くかだとは思います。価値観も人それぞれということですしね。にあるにしても、この税制はどうかしてます。二重課税もほったらかしですし、国民はどうかしているというか意志がないというのか。選んだわけですから、その人たちは文句はないのでしょうね。

自動車税なんかは時代を考えれば、重量区分、燃費区分、あとは実質年間走行距離を加味とかが良いとは思うんです。燃費っていうのも上記のような重さの割に良いなんて詭弁じゃないです。絶対燃費出なきゃいけない。走行距離だって、走らなければエコですから。排気ガスにしろタイヤにしろナンにしろ減りにくかったり消費しないんですからね。でもお金的にそういう都合の悪いこと、大きな自動車メーカーが文句を言いそうなことはやれないんだろうと。

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ODOメーターは68405kmとぜんぜん走っていない。

欲しい車、必要な車、あこがれの車があれば購入したら良いと思いますし、幸せになれます。道具として割り切っていたり正割の足とか、距離を余り走らない人がそういう部分に重きを置いているならば、安い中古車の方が正解です。少々壊れて修理費がかさんだところで、そんな用途で新車を買う方がとてつもなくコストが増えますから。折り合いの付け所かとは思いますし、考え方が合致すればですけれどもねえ。

この先、電気自動車にシフトいくのかもしれません。電力の諸事情や政策などは置いておいて、基本的には低排気量にシフトするんでしょう。そうすると現状の自動車税区分では旨みが少なくなっていきます。重課税がある程度まで進んだら、今度は別の取りやすいことを考えてくるんでしょう。今の年金問題みたいにね。

ナンだかなあ。これだけのことですが、技術やインフラが発達した国で会っても幸福度が低いとかメディアの公平性が悪いとか、女性など差別が多いやらいろいろ世界ランキングで低いのもいろいろ垣間見えるものです。

欲しい車が迫るそのときまで、大事に乗ろう。